ミネラルウォーターについて

2007年度には2500億円のマーケットに見込まれているミネラルウォーターブームの根拠には要約して3つある。

  • 1. 健康ブーム
  • 2. 経済的ゆとり
  • 3. 発ガン性物質の問題

おいしい水の条件として水に含まれる「成分」

ミネラル
カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、マンガン等の鉱物質の総量がミネラルであるが、1リットル中30~200mgの含有範囲で、100mgくらい含むものが良い。
硬度
カルシウムとマグネシウムの合計量が硬度である。適量は1リットル中10~100mgの含有範囲で、50mgくらいのものが良いようだ。水の硬度はカルシウム×2.5+マグネシウム×4で計算する。
炭酸ガス
水を飲んで清涼感や爽快感を感じるのはこの成分のためである。適量は1リットル中3~30mgの含有範囲が良い。
酸素
酸素のない水は死んだ水で、1リットル中5mg以上必要だ。

ミネラルウォーターと水道水の湯冷まし水の比較

「東京都消費者センター」が数年前に「おいしい水の試買テスト」を行ったことがある。 市販されている32銘柄のミネラルウォーターと水道水の湯冷ましの水を比較したもので、参考にして下さい。
ここでは次の5項目の結果を紹介したい。

1. 水の品質について
ミネラル成分は銘柄によりかなり異なっていた。水の品質は硬度・酸化還元電位・PH値・クラスター値・硝酸性チッソ・有機物等の含有量の大小等で決定される。最近、高濃度酸素水や水素水が機能水として注目されている。機能性は水の成分だけでは決定されない。
2. 硝酸性チッソについて
生活排水や農薬汚染により、水道水よりもチッソの含有量の多い製品が数社の大手ミネラルウォーターや著名な欧州産からも検出されている。
3. アセトアルデヒドについて
高温加熱殺菌充填するとペットボトルから微量だが発ガン性物質であるアセトアルデヒドが溶出することが関係者には知られている。証拠にガラスボトルや常温充填の欧州産の水からは検出されていない。
4. 細菌について
大腸菌群はすべての銘柄が陰性だったが、8銘柄については「水道法の水質基準」を超えていた。
5. 官能テストについて
32銘柄中、湯冷ましの水道水と識別できたのは、たったの4銘柄だった。その4銘柄についても「おいしさ」にそれほどの違いはなかった。この理由は日本のミネラルウォーターは殆ど加熱殺菌方式の製法のためである。海外ではきちんと区別されてボトルドウォーターと呼んでいる。

非加熱無菌濾過方式と加熱殺菌充填方式

全国に400工場以上の水工場がありますが、非加熱フレッシュパック充填工場は10工場前後しかありません。完成度の高い非加熱無菌濾過(フレッシュパック充填)方式の水工場は4~5工場です。加熱殺菌充填(ホットパック充填)方式が日本の水工場に多いのは、非加熱無菌濾過方式のノウハウを持っていない設備業者が多いのも大きな理由です。国際的には加熱殺菌充填方式は認められていません。

機能性ミネラルウォーターについて

マイナスイオン水・活性水素水・還元水などの機能性ミネラルウォーター。

オゾン殺菌・紫外線殺菌等の非加熱殺菌方式でも水は酸化し、マイナスの電子を失った原子はプラスイオン化します。遠赤外線及び磁気処理されたマイナスイオン水は体液や血液をアルカリ化し、新陳代謝を活発にするので、免疫力が高まります。マイナスイオンはミネラル成分に吸蔵され、ミネラルが水に溶ける時に活性水素を放出するので効果が持続します。

※MX(エムエックス)
水ブームのなかで最近よく耳にするこの言葉は、トリハロメタンと同様に原水中の汚れと塩素が結びついた有機塩素化合物である。正式な名称は「3クロロ4ジクロロメチル5ビトロキシ(5H)フロラノン」という。この物質は細胞の遺伝子に傷をつけ突然変異を起こす作用があり、しかも発ガン性物質である。

参考文献

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